カルト、今も若者を狙う

平成30年史 オウム真理教事件(中)
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カルトのダミーサークルの特徴

カルトのダミーサークルの特徴

勧誘、高校生まで低年齢化

 「クンダリニー(生命エネルギー)の覚醒」。地下鉄サリン事件(平成7年)の実行役で、今年7月に死刑が執行されたオウム真理教元幹部、広瀬健一=執行時(54)=は20年に学生向けに書いた手記で、“神秘体験”が入信の契機になったとつづっている。

 早稲田大理工学部応用物理学科を首席で卒業し、大学院に進んだ広瀬は理系の秀才だった。元教祖、麻原彰晃(本名・松本智津夫(ちづお))=同(63)=の著書を書店で手に取り、読み始めて約1カ月後。「温かい液体のようなものが尾てい骨から溶け出して体を上昇する、この世のものとは思えない感覚」に襲われた。著書に書かれた解脱(げだつ)・悟りに至る修行の過程で起こるのと同じ現象と感じた。

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