テロ犯は「個人」に拡散した

平成30年史 オウム真理教事件(下)
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オウム真理教をめぐる経緯と世界のテロ情勢

オウム真理教をめぐる経緯と世界のテロ情勢

 ■監視の目届かぬ「一人オウム」

 「一人オウム」。オウム真理教の脱会信者を支援し続けている弁護士、滝本太郎(61)の造語だ。教団のマインドコントロールから抜け出したと主張しつつ、今年7月に死刑執行された元教祖の麻原彰晃(本名・松本智津夫(ちづお))=執行時(63)=に今も帰依している自称・脱会者を指す。

 坂本堤弁護士一家殺害事件(平成元年)を皮切りに松本サリン事件(6年)、地下鉄サリン事件(7年)と、数々の凶悪テロ事件を引き起こしたオウム。教団は解散し、後継団体「アレフ」などは団体規制法による観察処分の対象になっている。だが、滝本のいう「一人オウム」にまで、監視の目は届いていない。

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