社会と断絶の末に出産、殺害遺棄 ネットカフェ難民4000人、届かぬ支援情報

 東京・歌舞伎町のインターネットカフェで出産した女児を殺害、遺棄したとして殺人と死体遺棄の罪に問われた母親の被告(26)に先月、実刑判決が言い渡された。公判では、性風俗で生計を立てながらネットカフェで寝泊まりし、妊娠を誰にも相談できず孤立を深めていく実態が浮かび上がった。社会とのつながりが希薄になった人を支援する動きは出ているが、情報が届きにくい側面もあり、課題は少なくない。(加藤園子)

 6月27日に東京地裁の裁判員裁判で言い渡された判決などによると、被告は短大中退後、出会いカフェに登録し、性的サービスをするなどして生計を立て、ネットカフェに寝泊まりしていた。父親が不明のまま妊娠し、平成30年1月下旬ごろ、ネットカフェの個室で女児を出産。ネットカフェから追い出されたくないと考え、女児の首をタオルで絞め、殺害した。遺体はキャリーケースに入れ、後に近くのコインロッカーに遺棄した。

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