やまぬ「教育虐待」 子へ過剰な期待…追い詰め暴力、殺害も

 保護者が子供に学歴への過剰な期待を寄せ、行きすぎた行動を取る「教育虐待」が後を絶たない。7月には中学受験を目指していた息子を殺害した50代の父親に懲役13年の実刑判決が下され、公判では父親の異常な言動が明らかになった。事件に発展しなくても親の過剰な期待により心を病む子供の事例も報告されている。親は子供を追い込んでいる意識が希薄とされ、教育虐待が拡大する懸念がある。

世代超えた負の連鎖の末

 「俺が書けと言ったら死ぬほど書け。覚えろと言ったことは全部覚えろ。てめえ大人をばかにするなっていうのが分からねえのか」

 平成28年8月、名古屋市で50代の父親が小学6年の長男=当時(12)=を刺殺した。冒頭の言葉は殺害の2日前から前日にかけ、父親が車で長男を連れ出した際のドライブレコーダーに残っていた会話だ。

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