あの許永中氏が激白 イトマン事件から日韓関係まで

取材に応じる許永中氏=ソウル市内
取材に応じる許永中氏=ソウル市内

 かつて大阪に存在した中堅商社イトマンを舞台に戦後最大級とされる経済事件に関与し、「闇の紳士」「フィクサー」と呼ばれた在日韓国人2世の実業家、許永中氏(72)。平成初期・バブル経済の闇を象徴する男が、令和開幕の今、自叙伝「海峡に立つ-泥と血の我が半生」(小学館 https://www.shogakukan.co.jp/books/09388625)を著した。「イトマン事件当時の、43歳のままで頭の中の時間が止まっている」という許氏がソウル市内でインタビューに応じ、事件や日韓関係悪化への思いなどを語った。(吉村剛史)

 ソウル市中心部。待ち合わせのホテルで、ニュース映像で見た通りの身長約180センチの肥大漢を探していると、従業員がレストラン奥の席に案内してくれた。そこに許氏はいた。影は意外に小さい。