神戸市灘区に本拠を置く指定暴力団山口組ナンバー2の高山清司若頭(72)が18日朝、恐喝罪での服役を終えて府中刑務所(東京都府中市)から出所した。高山若頭の服役中に山口組は3つに分裂。100件以上の襲撃・発砲事件が発生し、9人の死者を出すなど激しい対立状態にある。ナンバー2の出所はどのような影響を与えるのか。反社会的勢力に詳しいノンフィクション作家、溝口敦さんに聞いた。
--出所を控えた今月10日、高山若頭の出身母体である山口組2次団体「弘道会」系幹部が、平成27年8月に山口組から離脱した神戸山口組山健組系組員2人を射殺する事件が起きた。今年8月に弘道会系組員が銃撃された事件の報復ともみられている。今後、抗争が激化する可能性は