山口組分裂抗争じわり包囲網 拠点閉鎖長期化へ

暴力団事務所の使用制限の本命令
暴力団事務所の使用制限の本命令

 指定暴力団山口組と神戸山口組の分裂抗争は、兵庫や大阪など全国4府県警が両組織の拠点計20カ所を事実上の閉鎖へ追い込む事態に発展した。抗争終結の見通しは立っておらず、警察側はより規制の強い特定抗争指定暴力団の指定も視野に準備を進める。今後、組側の資金調達や勢力維持が厳しさを増すのは必至で、捜査関係者は「長期にわたる拠点閉鎖で包囲網を敷く」と意気込む。

11月中にも本命令

 山口組と神戸山口組の抗争事件は今年春以降、神戸市内で3件発生した。4月に神戸山口組系組長が山口組系組員に刃物で刺されて重傷を負い、8月には山口組系組員が神戸山口組系とみられる男に銃撃された。10月10日には神戸山口組系組員2人が山口組系幹部の男に射殺された。