カフェラテ缶で大麻吸引する少女 SNS通じて未成年に拡散する薬物

 大麻事件で全国の警察が摘発した未成年が昨年429人に上り、平成25年(59人)の7倍超に上ることが、警察庁のまとめで分かった。近年、摘発された大麻事件からは高校生ら未成年の深刻な薬物事情が浮かび上がる。会員制交流サイト(SNS)が若年層と密売人を直に結びつけ、短時間で容易に薬物が入手できるようになった。購入した未成年が気軽な気持ちで売り手に回り、密売網が増殖していく悪循環にも陥っている。(玉崎栄次)