ゴーン被告妻がつないだ証拠隠滅のメッセージ 「圧力かけられないか」「次の一斉攻撃予想を」

 日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)=会社法違反罪などで起訴=の妻、キャロル・ナハス容疑者(53)=偽証容疑で逮捕状=が、ゴーン被告の勾留中に事件関係者と交わしたメッセージの詳細が9日、関係者への取材で判明した。ゴーン被告は「圧力をかけられないか」と協力者に依頼。事件のキーマンは「次の一斉攻撃予想を」と捜査の手を警告した。証拠隠滅を防ぐための身柄拘束は骨抜きにされ、水面下で暗躍したのがキャロル容疑者だった。

 ■弁護士を通じ

 東京地検特捜部は平成30年11月19日、自身の役員報酬を過少に記載した金融商品取引法違反容疑でゴーン被告を逮捕。同12月21日には日産資金約13億円をサウジアラビアの実業家、ハリド・ジュファリ氏側に不正支出させたなどとする特別背任容疑でも逮捕した。

 そうした中、キャロル容疑者はゴーン被告の指示を受け、スマートフォンのアプリで海外にいる協力者と連絡を取っていたとみられる。