謎の大量死起きた日本一の真珠産地 耐性あるアコヤガイ登場

新たに開発されたアコヤガイの母貝
新たに開発されたアコヤガイの母貝

 昨年夏、真珠養殖のアコヤガイが大量死する問題が起きた愛媛県で、海水温が高くて餌となる植物プランクトンの少ない環境でも生存率が高くなるアコヤガイが、開発された。昨年の大量死の原因はまだ解明されていないが、日本一の真珠産地を支える取り組みとして注目される。

 養殖漁場となっている、愛媛県沖の宇和海の水温が高まっていることから、県水産研究センター(同県宇和島市)が平成27年から、耐性のあるものを選抜する技術開発に取り組んでいた。