どうする福祉 縮む日本の処方箋

第2部 医療×介護(1)在宅か施設か。選択の余地はない

在宅介護を受けている金沢由美さん(仮名)の母親=6日午後、東京都小金井市(三尾郁恵撮影)
在宅介護を受けている金沢由美さん(仮名)の母親=6日午後、東京都小金井市(三尾郁恵撮影)

 介護保険導入から4月で20年を迎え、介護サービスや施設が拡充されて制度が根付く一方、介護が必要な高齢者は増えている。第1部で関連が深い「就労」と「年金」の問題を検証したのに続き、第2部ではやはり結びつきが強い「医療」と「介護」を取り上げ、福祉をどうするか考える。

 生活は一変した。

 暮れも押し迫った昨年12月下旬のある日の深夜。東京都大田区に住む会社員の金沢由美さん=仮名(49)=の母親(75)は腰の痛みを訴え、救急車で西東京市の病院に搬送された。父は約16年前に他界し、母は小金井市で独り暮らし。CT(コンピューター断層撮影装置)検査をした結果、脳出血を起こしていた。

有料会員向け記事こちらは有料会員記事です (会員サービスについて)

産経ニュース会員(無料)に登録している方は、ログイン後に有料会員登録を行ってください