新型コロナで神戸ビーフも価格急落

 新型コロナウイルス感染拡大による訪日外国人客の減少と宴会や外食の自粛で、高級和牛の市場価格が下落している。需要急減で生産者も赤字覚悟での出荷を余儀なくされるが、解決策は見つからないままだ。海外での知名度を誇る兵庫県産ブランド肉「神戸ビーフ」も同様で、神戸市内の専門店は半額以下での提供に期待を掛けたが、緊急事態宣言の発令でさらに客足は遠のいた状態だ。(石川有紀)

肉の甘みとうま味、くちどけの良い脂が特徴という神戸ビーフ。外食需要激減でピンチという=吉祥グループ提供
肉の甘みとうま味、くちどけの良い脂が特徴という神戸ビーフ。外食需要激減でピンチという=吉祥グループ提供

 「経験したことがない状況で、今後の相場は予測できない」。落胆した様子で語るのは、市場関係者だ。

 JA全農ミートフーズによると、指標となる東京市場の取引価格(3月速報値)は、高級和牛のA5ランクが1キロあたり、前年同月比15・7%下回る2339円。A4が同24・3%減の1861円だった。

 平成21年に来日した米国のオバマ前大統領が「食べたい」と日本政府に伝えたことも話題となり、海外で知名度が上昇した神戸ビーフも、下落が続く。

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