韓国「サイバー空間の闇」根深く 収まらぬ「n番部屋事件」の余波

 組織的なデジタル性犯罪として韓国社会を震撼(しんかん)させた「n番部屋事件」。秘匿性の高い通信アプリ上で女性の性的虐待・暴行動画を閲覧させていたなどとして韓国警察はこれまでに220人以上を摘発、主犯格の男を含めて30人以上を逮捕したが、加害者、被害者ともに多くが10~20代だった。別のメッセンジャーアプリを使った同種の犯罪行為も新たに判明。サイバー空間に広がる「闇」の深さに、日本を含む海外でも改めて衝撃が広がっている。(大渡美咲)

「従業員」と共同管理

 「『悪魔の生活』を止めてくれたことを感謝します」。n番部屋事件の主犯格の一人で、3月に逮捕された「博士部屋」の運営者、チョ・ジュビン容疑者(25)は、警察署の前で報道陣の取材に対し、こう反省を口にした。

 チョ容疑者は、ロシア生まれの秘匿性の高いチャットアプリ「テレグラム」内に性的な動画などを共有するチャットルームを複数設け、暗号通貨で“会費”をとるという「ビジネスモデル」を構築していた。本人の供述などから、詳細な犯行手口や余罪が徐々に明らかになってきている。

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