昭和天皇の87年

テニスコートの恋に元華族ら反発 天皇は皇太子妃を祝福した

画=筑紫直弘
画=筑紫直弘

第225回 皇太子ご成婚

 長野県軽井沢のテニスコートで、皇太子(上皇さま)は、大粒の汗をかかれていた。昭和32年8月18日、テニス好きの避暑客らが企画したダブルスのトーナメント大会。皇太子のペアは3回戦まで勝ち進まれたが、次は強敵だった。どんなに強く打ち込んでも、相手コートの女性に返されてしまうのだ。

 2時間にわたる熱戦は、第1セット6-4、第2セット5-7、第3セット1-6で皇太子ペアの逆転負け。皇太子は、しなやかながら粘り強くプレーする女性に、舌を巻かれたことだろう。

 女性の名は正田美智子、のちの皇后(上皇后さま)である。

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