論点直言 テレビ「届け出」制

NHK元会長ら3氏 籾井勝人/掛谷英紀/小山和伸 「受信料のため」どこまで許されるか 

左から筑波大准教授の掛谷英紀氏、元NHK会長の籾井勝人氏、神奈川大教授の小山和伸氏
左から筑波大准教授の掛谷英紀氏、元NHK会長の籾井勝人氏、神奈川大教授の小山和伸氏

 テレビを持っていてもNHKと受信料の契約を結ばない人が少なくないため、テレビ設置の届け出義務化をNHKが国に求めたことが、「やり過ぎでは」と議論を呼んでいる。未契約世帯についてはNHKが氏名などを公的機関などに照会できる制度の導入も求めているが、個人情報保護の観点からも問題はないのか。元NHK会長やNHKの問題点を指摘してきた有識者らに話を聞いた。

NHKの「上から目線」 その本当の狙いは…  筑波大准教授の掛谷英紀氏

 NHKが受信料をとるため、国民にテレビ設置を届け出させるとは、あまりに強硬なやり方だ。

 放送法では、NHKの放送が映る「受信設備」を設置した人は受信料の契約を結ぶように定めており、NHK側はこれを根拠に、各家庭などを回って契約を結ぶ。ただ、「うちはテレビを持ってない」などと拒まれれば、無理やり、家に踏み込んで「テレビがあるじゃないか」というわけにはいかないから、届け出制にしようというのだろう。