主犯格の一人に懲役40年…韓国のデジタル性犯罪「n番部屋事件」 性犯罪の厳罰化、日本でも波

 女性に対する性的暴行動画が秘匿性の高い通信アプリ上のチャットルームで共有され、韓国社会を震撼(しんかん)させた通称「n番部屋事件」。ソウル中央地裁は11月、主犯格の一人である20代の男に懲役40年という重い判決を下した。事件を受けて韓国では性犯罪関連の法改正が行われるなど、性暴力への認識が大きく変わる契機となった。日本でも会員制交流サイト(SNS)をめぐって子供が事件に巻き込まれるケースが増えており、性犯罪の厳罰化の流れは進んでいる。(大渡美咲)

異例の量刑

 懲役40年を宣告されたのは、最も悪質性の高いとされるチャットルーム「博士の部屋」を運営していたチョ・ジュビン被告(25)。昨年5月~今年2月、未成年を含む女性を脅迫して「奴隷」などと呼び、性的な動画や画像を撮影させた上で秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」に設けたチャットルーム内で販売、流布させたとして今年4月に拘束、起訴された。