びっくりサイエンス

ベイルート大爆発は史上最大級 カーナビシステムで突き止めた

昨年8月4日、巨大爆発によって巨大な煙が上がるレバノンの首都ベイルート(ロイター)
昨年8月4日、巨大爆発によって巨大な煙が上がるレバノンの首都ベイルート(ロイター)

 昨年8月にレバノンの首都ベイルートで発生し、200人以上が死亡した大規模爆発は、核実験を除き、歴史上最大級の爆発であったことが分かった。北海道大の研究グループが解析して導き出した。テロさえ疑われた大爆発は、平成16年に起きた浅間山(長野、群馬両県)噴火や27年の口永良部(くちのえらぶ)島噴火(鹿児島県)と同じ規模だったという。活用したのは、カーナビでおなじみの衛星測位システム(GNSS/GPS)。高度300キロの上空にある電子のわずかな「揺らぎ」から割り出したという。

電離圏擾乱を探る

 大爆発は、ベイルートで昨年8月4日午後6時すぎ、市街地に近い港湾地区で発生。200人以上が死亡した。

 規模を特定したのは、北海道大学大学院理学研究院の日置(へき)幸介教授(地球物理学)の研究グループ。日置教授は、衛星測位システムを使って地球で起きたさまざまな現象の解明に取り組んでいる。