正論モーニング

森喜朗会長辞任 ハリポタも被害 米で横行「キャンセル・カルチャー」か

今年1月6日に起きたワシントンの連邦議会議事堂侵入事件。「寛容」の欠如がもたらした米国内の分断は深い(ロイター)
今年1月6日に起きたワシントンの連邦議会議事堂侵入事件。「寛容」の欠如がもたらした米国内の分断は深い(ロイター)

 森喜朗元首相を東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の辞任に追い込んだものはなんだったのか。女性蔑視とされた発言の真意の確認も、森氏の謝罪やこれまでの功績への酌量もなく、テレビや新聞、ネットは「辞めろ」の大合唱。その容赦のなさは、米国で横行する「キャンセル・カルチャー」を連想させた。人種や性(的)アイデンティティー、宗教をめぐり差別的言動をした著名人を糾弾し、社会的立場や仕事から排除する「運動」だ。米リベラル派の動向に詳しいジェイソン・モーガン麗澤大学准教授と検証した。

ハリポタ原作者も標的

 --キャンセル・カルチャーとは

 モーガン ソーシャルメディアを使い、気に入らない人物や意見に批判を集中し、排除する動きが典型的だと理解しています。