日本の論点

青森 少子化バネに魅力ある高校へ

青森県教委の高校再編計画で統廃合が検討されている三戸高(福田徳行撮影)
青森県教委の高校再編計画で統廃合が検討されている三戸高(福田徳行撮影)

 人口減少、少子化が加速する中、宮城県、静岡県などでは令和3年度公立高校入試全日制の倍率が1倍を下回った。全国的に生徒減の傾向が顕著で、将来的な高校の在り方が問われている。青森県でも、過疎地域の小規模校存続の是非がクローズアップされている。高校再編を進める行政に対し、地域を担う人材育成の観点から存続を模索する地方自治体と住民。持続可能な街づくりを見据え、喫緊に取り組むべき課題と言える。

 青森県教育委員会によると、今年3月の中学校卒業予定者数は1万68人と前年に比べ684人減少し、過去最少となっている。中卒者が年々、減少傾向にある中、県教委は現在、県内各地区の意見を踏まえて県立高校教育改革推進計画の第2期実施計画(令和5~9年度)の策定を進めている。