びっくりサイエンス

1000分の1秒 宇宙の瞬き「高速電波バースト」の正体

年齢の若い天体「マグネター」の想像図(橋本哲也・清華大CICAフェロー提供)
年齢の若い天体「マグネター」の想像図(橋本哲也・清華大CICAフェロー提供)

 宇宙から届き、わずか数ミリ秒(ミリ秒は1000分の1秒)だけ突然瞬く「高速電波バースト」は、天文学におけるナゾのひとつとされる現象だ。その発生源の天体を、台湾・清華大学などの研究チームが導き出した。恒星(自分で光を出している星)で強力な磁場をもった「中性子星」説や、地球外生命体が発した電波説など50以上の候補があるとされる中で、その「正体」にどう迫ったのか。カギになったのは、従来とは異なる「斬新な視点」だった。

100億年前と現在の比較

 清華大の橋本哲也CICAフェローらの研究チームで、研究成果は昨年、「英国王立天文学会月報」に掲載された。