クローズアップ科学

アジアのコウモリ研究 新たな感染症防ぐ 

 新型コロナウイルスに遺伝的に近いウイルスがアジアの広い地域でコウモリなどから発見され、人間社会に新たな感染症をもたらすリスクを評価しようとする研究が始まっている。人に感染して病気を引き起こす新たなウイルスはいつ誕生してもおかしくない。将来起こり得る感染症のパンデミック(世界的大流行)を防ぐため、コウモリがどんなコロナウイルスを持っているのかを明らかにしようとする狙いがある。(松田麻希)

新型コロナの起源解明の手がかり

 新型コロナの近縁ウイルスは、アジアのコウモリや鱗(うろこ)を持つ哺乳類のセンザンコウで見つかっており、分布範囲は日本から中国、東南アジアまで4800キロ圏に達する。

アジアに広がる新型コロナ関連ウイルス
アジアに広がる新型コロナ関連ウイルス