共産地区幹部の公明偽装FAX騒動 正式な謝罪なく、くすぶる火種…

公明党大阪市議のもとに届いたファクス用紙。上部に「日本共産党阪南地区委員会」と印字されている
公明党大阪市議のもとに届いたファクス用紙。上部に「日本共産党阪南地区委員会」と印字されている

 大阪府内の共産党地区委員会の幹部が3月、公明党支持者を偽装し、府と大阪市の広域行政一元化条例に反対するよう複数の公明市議にファクスで訴え、解任された。発信元が同委員会と印字されて発覚するというできすぎたオチゆえか、公明市議がツイッターで公表すると、共産側で「公明の謀略では」と警戒する動きも。共産から公式の対面謝罪は今もなく、火種はくすぶっている。(吉国在)

目を疑う「発信者」

 3月16日夜。ある公明市議が帰宅すると、1枚の手書きのファクスが届いていた。

 「広域行政一元化条例に反対して下さい。賛成したら公明党に今后一切投票しません。40年来の支持者より」

 大阪市議会での採決を同26日に控え、それまでも発信者不明で同趣旨のファクスは複数届いていた。「またか」。発信者をチェックした市議は「なんじゃこれ」と目を疑った。用紙上部に受信日時とともに印字されていた名前は「共産党阪南地区委員会」だった。