クローズアップ科学

コロナ禍「マスクドライアイ」に注意 目薬さし過ぎも悪影響

 収束が見えない新型コロナウイルス禍で、人の眼球を保護し、レンズ機能を持つ角膜が傷つくリスクの増加が指摘されている。コロナ禍前に比べ、パソコンやスマホなどを通じて目を酷使する時間は1・5倍以上に増加。さらに、着用したマスクから漏れる呼気で涙が蒸発、目が乾燥する「ドライアイ」の恐れがあるという。専門家は「マスク着用の習慣がなかった欧米ではドライアイの症状が悪化したとの論文も出ている。感染予防だけでなく、目のケアにも注意を払ってほしい」と話している。

マスク着用でドライアイ悪化27%

 眼科の医師らでつくる「現代人の角膜ケア研究室」が実施した調査によると、コロナ禍前に比べ、パソコンの作業時間や動画をみる時間が増えたと回答したのは約55%。スマホやタブレットを使う時間が増えたとした人は約62%に及んだ。コロナ禍で、業務や授業のオンライン化がさらに進んだことでパソコンやスマホなどを使用する時間が増え、「目に頼る」機会が増加したことが要因とみられる。