隈研吾さんインタビュー 新国立「空調機に頼らず」「日本建築の特徴」

インタビューに応じる建築家の隈研吾さん=10日午後、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)
インタビューに応じる建築家の隈研吾さん=10日午後、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)

 2020年東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムになる新しい国立競技場(東京都新宿区)が完成し、15日に完成式典が開かれる。デザイン案が急遽変更になるなど紆余曲折あったものの、木材がふんだんに使われ、木のぬくもりが感じられる日本らしいスタジアムに仕上がった。設計に携わった建築家の隈研吾(くま・けんご)さん(65)が産経新聞の単独インタビューに応じ、「自分ではコントロールできないドラマだった」と振り返った。(天野健作、佐々木正明)

 --国立競技場が完成した

 「緑の色が濃く、想像通りにできて安心している」

 --改めて建物の特徴は?

 「僕は幸いにして1964年の東京五輪を味わっている。あの時代は東海道新幹線ができたり、首都高速道路ができたりした。コンクリートの建造物がぼんぼん立ち上がって、格好いいなと子供ながらに感動した。では、2020年らしさとは何か。それは1964年の感動とは全く逆のものではないか。街がコンクリートだらけになっている中で、木が取り戻せるようになればと、世界に対しメッセージを送りたいと思う。日本の子供たちにも、木の街に戻れるんだよと発信したい」

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