選抜大会、無観客でも開催を模索 部活動自粛要請の中、高野連ぎりぎりの選択

日本高野連の臨時理事会を終え、記者会見する八田英二会長(右)と毎日新聞の丸山昌宏社長(中央)ら=4日午後、大阪市西区(彦野公太朗撮影)
日本高野連の臨時理事会を終え、記者会見する八田英二会長(右)と毎日新聞の丸山昌宏社長(中央)ら=4日午後、大阪市西区(彦野公太朗撮影)

 19日からの開催が予定されている選抜高校野球大会について、日本高野連は4日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、11日に無観客開催か中止かを最終判断すると明らかにした。日本高野連が結論を1週間後に先延ばししつつ、無観客でも開催にあくまでこだわったのは、高校野球の国民的人気をよりどころにしているといえる。選抜大会も90年を超える歴史があり、全試合がNHKなどで中継され、テレビで応援するファンは多い。日本高野連の八田英二会長は「球児の甲子園でプレーしたいという熱い思いに何とか応えたい。球児の夢の実現のため、あと1週間、状況を精査したい」と話した。

 日本高野連は2月19日の理事会で選抜大会を予定通り開催する方向で準備することを決めたが、その後、政府が大規模イベントの自粛を要請するなど状況は一変した。大会中は各校の応援団をはじめ、多い日には4万人を超えるファンが甲子園球場に訪れるため、通常開催は難しくなった。高校の春休みに開催される選抜大会は「延期」は難しく、日本高野連は「中止」か「無観客」の方向で議論を進めた。