論点直言 大相撲

休場続く横綱…求められる資質は

(左から)リー・トンプソン氏、ヨネスケ氏(本人提供)、第29代木村庄之助(浜田慎太郎撮影)
(左から)リー・トンプソン氏、ヨネスケ氏(本人提供)、第29代木村庄之助(浜田慎太郎撮影)

 大相撲春場所は14日に東京都墨田区の両国国技館で初日を迎える。白鵬、鶴竜の両横綱は4場所連続休場中で、出場の可否はもちろん、どんな相撲を取るかが注目される。昨年11月場所後には横綱審議委員会から「注意」の決議も出された両横綱。進退を問う声も高まる。最高位としてのあるべき姿や両横綱に求められる資質を聞いた。(聞き手 浜田慎太郎)

「横綱自身が一番分かっている」 第29代木村庄之助、桜井春芳氏

 横綱の進退は他の人がとやかく言うことではない。横綱自身が決めることだから。私の所属していた二所ノ関部屋の師匠(元大関佐賀ノ花)もよく言っていたが、けがをしているのに相撲を取るのは相手に失礼。しっかり治して土俵に上がってほしい。

 私が立行司を務めていたときは曙、貴乃花、若乃花、武蔵丸の4横綱時代。4横綱は5場所あったが、誰か一人は休んでいて、全員皆勤なんてなかったんじゃないか。横綱が休場して不戦敗という報があると、私は力が抜ける感じがあった。裁かなくていいとほっとするというか。

 私の中での大横綱は大鵬さん。同じ二所ノ関部屋で私が4歳年上。どこにいくときも一緒だった。