偏西風

脱創業家 パナソニック 普通へ一歩、神様は見ている

 「Xデー」。パナソニックは社内でこうささやかれていた節目を迎える。「経営の神様」と呼ばれる創業者、松下幸之助氏の孫、正幸取締役副会長が27日の株主総会後に退任し、特別顧問に就くのだ。同社元首脳は「もはや経営への影響はない」とするが、昨年創業100年を迎えた同社で取締役から創業家出身者がいなくなるのは初めてで、経営と創業家が一線を画す象徴であることは間違いない。

 「創業50年で入社し、100周年を見届けたので退かせてもらう。私も特別顧問としてこれまで通り財界活動を担うし、創業家と会社の関係は変わりません」

 5月27日、大阪で開かれた関西経済連合会の定時総会後のパーティーで、正幸氏は記者に語った。