ニッポンで働く(4)韓流ドラマと違う「3D職場」の現実

Messenger

日曜日ごとに大勢の外国人が相談に訪れる議政府外国人労働者支援センター=2日、韓国ソウル郊外の議政府市(桜井紀雄撮影)

日曜日ごとに大勢の外国人が相談に訪れる議政府外国人労働者支援センター=2日、韓国ソウル郊外の議政府市(桜井紀雄撮影)

 今月初旬の日曜日、韓国・ソウル北方の議政府(ウィジョンブ)市。駅を下りたさまざまな顔立ちの外国人らが、わき目もふらずに一つの建物に向かっていた。韓国政府の委託で、外国人労働者への韓国語授業や相談のサポートを行う「議政府外国人労働者支援センター」だ。訪れる外国人は日曜日だけで600人を超えるという。

 「ここに来れば、友人らに会えるのもいい」。石材工場で4年間働いてきたネパール出身のブーシャル・ナラヨンさん(32)は、センターで学んだという流暢(りゅうちょう)な韓国語で話した。