地毛に人工毛を結びつけることで立体感をつくる３Ｄ増毛＝大阪市中央区（南雲都撮影）

　大阪市で美容サロンを経営する女性社長が、従業員が５０～６０代になっても働きやすい職場にしようと「３Ｄ増毛」の普及に力を入れている。３Ｄ増毛は健康な毛髪に人工毛を結ぶ手法で、美容サロンのスタッフは短期間で習得しやすい。薄毛に悩む女性の悩み解決と、職場での多様な人材活用の両方を実現する取り組みだ。

　「美容の仕事は年齢を重ねると体力的に厳しい。美容業界では、出産で休んで復帰できる例はまれです」