大阪・新今宮の星野リゾート、価格帯は「1万~3万円」 下町風情を体験

星野リゾートが大阪・新今宮に開業するホテル予定地と星野佳路代表。右奥は新今宮駅=28日、大阪市浪速区(前川純一郎撮影)
星野リゾートが大阪・新今宮に開業するホテル予定地と星野佳路代表。右奥は新今宮駅=28日、大阪市浪速区(前川純一郎撮影)

 高級旅館やリゾートホテルの運営で知られる星野リゾート(長野県軽井沢町)は28日、大阪市浪速区のJR・南海新今宮駅前に建設するホテルの名称を「OMO7(おもせぶん)大阪新今宮」に決めたと発表した。令和4(2022)年4月に開業予定。下町風情を色濃く残す繁華街・新世界や商店街が近くにある立地を生かし、ホテル周辺を散策するツアーなどを企画する。

 「地域を変えるのではない。魅力を掘り起こしていきたい」。同社の星野佳路(よしはる)代表は大阪市で開いた記者会見で、新ホテルの方針をこう語った。

 「OMO」は、「星のや」、「界」などに続く、同社の第4のホテルブランド。街全体をリゾートととらえる発想で運営するのが特徴で、地域との連携を重視している。昨年に北海道と東京で開業したOMOでは、ホテルスタッフが宿泊客と一緒に、地元のユニークな飲食店を「はしご」したり、菓子などのスイーツを食べに行ったりするツアーを実施している。