あの芸能人も「餃子の王将」好き…売上高16カ月アップのワケ

「餃子の王将発祥の地」として、昭和42年12月24日に開業した「餃子の王将」四条大宮店=京都市中京区(西川博明撮影)
「餃子の王将発祥の地」として、昭和42年12月24日に開業した「餃子の王将」四条大宮店=京都市中京区(西川博明撮影)

 「餃子の王将」で知られる王将フードサービス(京都市山科区)が、昨年2月以降16カ月連続で毎月、過去最高の売上高を更新し続ける好調ぶりをみせている。ポイントは、根強い王将ファンの期待に応えるサービスを徹底する一方、ビジネス環境の変化に対して積極的に先手を打ってきたこと。前社長が射殺された衝撃的な事件は未解決のままだが、経営を引き継いだ渡辺直人社長らによる「王将魂」が込められた今後のかじ取りが注目される。(西川博明)

売り上げ・来店増へ先手

 「お客さまから高い評価を得られたことが過去最高の売上高を獲得した大きな要因」。今年5月、大阪市内で平成31年3月期の連結決算を発表した渡辺社長は晴れやかな表情を見せた。売上高は前期比4・5%増の816億円で、2年連続で過去最高の売上高を達成。月別にみても、全店売上高は昨年2月から今年5月まで16カ月連続で過去最高の更新が続く。

 売り上げを伸ばし続ける要因として上げられるのが、来店客に飽きが来ない品ぞろえを追求するなど消費者のニーズをとらえた時代対応力だ。消費者の安心・安全志向に合わせ、食材に国産材料を使うこだわりをみせているほか、餃子の王将が好きという“王将芸人”に魅力を語ってもらったり、その一人であるタレントのケンドーコバヤシさんをCMに起用するなど、来店客増加につながる施策を次々と打ち出してきた。