天然ガス供給、水力発電所…関西エネルギー各社、海外進出を加速

関西電力が5月に運転を開始したインドネシアのラジャマンダラ水力発電所(同社提供)
関西電力が5月に運転を開始したインドネシアのラジャマンダラ水力発電所(同社提供)

 関西のエネルギー各社が海外進出を加速させている。国内のエネルギー需要が先細りのなか、経済成長を続けるアジアなど海外を新たな成長エンジンに位置付け、投資を活発化させている。

 大阪ガスは24日、ベトナム南部のバリア・ブンタウ省で建設中の工業団地向けに、大手商社の双日グループと天然ガスの供給事業を始めると発表した。海外での天然ガス供給事業は、シンガポールなどに続き3カ国目だ。大ガスの佐藤克峰・東南アジア開発プロジェクト部長は「産業団地には今後も製造業の進出が期待される」と意気込む。