経済24時

マイナス金利継続のわかりづらい狙い 銀行からは怨嗟の声

 日本銀行が3月、金融政策を微修正した。景気を上向かせるため市場にたくさんのお金を流す金融緩和策の長期化に備え、銀行などの収益悪化を和らげるのが目的で、長期金利の変動幅を上下0・25%程度と明確にするなどした。しかし、緩和の後退なのか強化なのか狙いはぼかされ、仕組みがより複雑に。本来の目的「物価上昇率2%」の達成は見通せず、マイナス金利政策の継続には銀行から怨嗟(えんさ)の声が強まる。金融政策の手詰まりは明らかで、連動して財政政策も強化しなければ、日本はデフレの長いトンネルへ逆戻りしかねない。(山口暢彦)

メンツの問題

 「二枚舌」(野村総合研究所の木内登英エグゼクティブ・エコノミスト)「うまくごまかした」(第一生命経済研究所の永浜利広首席エコノミスト)-。政策修正に対する市場関係者の見方は辛辣(しんらつ)だ。