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ディランが全楽曲の権利を310億円で売った有終の美

米ロサンゼルスでの公演で熱唱するボブ・ディランさん。全楽曲の権利売却に米音楽業界が衝撃を受けた=2012年1月12日(AP)
米ロサンゼルスでの公演で熱唱するボブ・ディランさん。全楽曲の権利売却に米音楽業界が衝撃を受けた=2012年1月12日(AP)

 さて、今週ご紹介するのは、エンタメの王道である欧米の音楽業界に関するお話です。

 このニュースには驚きました。1962年にデビューし、2016年に歌手として初めてノーベル文学賞を受賞した米シンガー・ソングライター兼ロックミュージシャンのボブ・ディランさん(79)が、所有する全楽曲(約600曲)の著作権を米音楽大手ユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)に売却したことが12月7日、分かったのです。

売却額は過去最高

 同日付の米CNNや翌8日付の英BBC放送(いずれも電子版)などによると、契約内容などは明かされていませんが、7日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は売却額が3億ドル(約310億円)以上と報道。1人のソングライターの音楽出版権(音楽作品の著作権)の売却額としては過去最高といいますが、不思議に思った人も多いのではないでしょうか。