「宝塚雪組公演」望海風斗、真彩希帆「運命」のサヨナラ公演

雪組トップスター望海風斗(前列中央)とトップ娘役の真彩希帆(前列左)。後列左は雪組次期トップスター彩風咲奈、後列右は雪組次期トップ娘役の朝月希和=宝塚大劇場(山田喜貴撮影)
雪組トップスター望海風斗(前列中央)とトップ娘役の真彩希帆(前列左)。後列左は雪組次期トップスター彩風咲奈、後列右は雪組次期トップ娘役の朝月希和=宝塚大劇場(山田喜貴撮影)

 宝塚歌劇団のお正月公演、雪組のミュージカル『fff-フォルティッシッシモ~歓喜に歌え!~』(作・演出、上田久美子)とレビュー『シルクロード~盗賊と宝石~』(作・演出、生田大和)が兵庫・宝塚大劇場で開幕した。トップスター望海風斗(のぞみ・ふうと)と娘役トップ真彩希帆(まあや・きほ)の退団公演。「一番輝いている姿をお見せしたい」という望海と真彩。圧倒的な歌唱力を披露している。(田所龍一)

 舞台は19世紀初めのオーストリア帝国。望海が演じるのは希代の音楽家ベートーベン。望海によれば「彼の一生を描くのではなく、一人の人間が苦悩の中でどういう精神で“音楽”を生み出していったのか-を綴(つづ)った物語」という。