演劇やミュージカル 「舞台配信」が観劇の新ジャンルに

ネットで配信された劇団四季の「The Bridge ~歌の架け橋~」=15日、東京都千代田区(飯田英男撮影)
ネットで配信された劇団四季の「The Bridge ~歌の架け橋~」=15日、東京都千代田区(飯田英男撮影)

 長引く新型コロナウイルスの影響で、舞台をインターネットを通じて配信する取り組みが進化している。配信でしか見られない映像でファンを喜ばせたり、海外でも見られるよう環境を整備したりと、新たなファンを獲得するチャンスにもなっている。「採算ベースにのせるのは難しい」との声も聞かれるが、舞台配信はコロナ収束後もひとつの“観劇文化”として根付きそうだ。(水沼啓子、道丸摩耶)

収益も新規ファンの獲得も

 「昨夏から秋にかけてコロナが一時収まっていた時期も、舞台配信は減らなかった。違うキャストの組み合わせを見たい人や遠方客の需要に応えるアンコール配信(再配信)も多かった」と語るのは、チケット販売大手「イープラス」(東京都渋谷区)の担当者だ。同社は昨年5月、チケット販売から配信までを行う「Streaming+(ストリーミングプラス)」を立ち上げた。「出演者の解説を交えて再配信したり、終演後の楽屋コメント映像を付けるなど、付加価値をつけた配信は普段見ることができないとあって好評だ」という。