習主席も「雷鋒の墓」訪問 国難のたびにわき起こる運動が再び…

藤本欣也の中国探訪
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 中国の習近平国家主席(65)が敬愛してやまない人民解放軍兵士がいる。その名を雷鋒(らい・ほう)という。生きていたら77歳になるが、1962年に21歳の若さで殉職した。最近、習氏自ら遼寧省撫順(ぶじゅん)市にある雷鋒の墓を訪れている。その背景を現地で追った。

 雷鋒の出身地は湖南省で建国の父、毛沢東と同じだ。撫順は、雷鋒が事故死した終えんの地である。