帰りたい 帰れない ロヒンギャ難民ルポ

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24日、ミャンマー西部ラカイン州マウンドーの市場を歩く親子。治安の混乱は続く

24日、ミャンマー西部ラカイン州マウンドーの市場を歩く親子。治安の混乱は続く

 ミャンマー国軍によるイスラム教徒少数民族ロヒンギャの武装組織「アラカン・ロヒンギャ救世軍」(ARSA)に対する「掃討作戦」で推計70万人以上の難民が発生した同国西部ラカイン州に今月、入った。隣国バングラデシュに逃れたロヒンギャ難民は、昨年11月に両国が帰還開始で合意した後も、安全や身分保障への懸念から帰還に応じていない。現地では別の武装勢力との紛争も再燃し、状況は複雑化していた。(マウンドー 吉村英輝、写真も)

 ラカイン州北部の中核都市マウンドー。川の対岸にバングラデシュを見据える国境警察の監視棟では24日、銃を持った隊員が不審な動きに眼を光らせていた。北に約70キロ離れた国境警察にこの日朝、隊員ら3人が負傷する攻撃があったばかりだからだ。