韓国国会議員団と日韓議員連盟の31日の会談では、韓国側の危機感と焦りが目立った。貿易上の優遇措置を適用するホワイト国から韓国を除外しないよう必死に求めたが、日本側は取り合わず、過去最悪レベルの日韓関係の改善の道筋は見えなかった。韓国議員団には日本向けに主張を展開することで韓国国内に向けてアピールしたい思惑もにじんだ。(田中一世)
■意見一致せず
都内で開かれた会合の冒頭、日韓議連会長の額賀福志郎元財務相は、韓国議員団の徐清源(ソチョンウォン)団長と笑顔で握手を交わし、友好関係の継続をアピールした。