台湾の弾道ミサイル開発、対中抑止力の基礎に 現有兵器に応用

 【台北=田中靖人】台湾の李登輝政権は台湾海峡危機後、中国の弾道ミサイルによる脅威を深刻に受け止め、報復力として準中距離弾道ミサイル(MRBM)開発を進めていた。弾道ミサイル自体の開発は後に中止されたとみられるが、開発したエンジンの技術は一般的に巡航ミサイルとされる「雄風2E」に応用され現在、対中抑止力の基礎となっている。

 産経新聞が入手した「国家安全会議」の議事録と関連資料は現在、保護期間を過ぎている。会議は李総統が主催し、与党・中国国民党の秘書長(幹事長)、参謀総長、外交、国防、経済の各部長(閣僚)ら政権中枢の15人が出席した。