「焦る習氏、海洋進出強める可能性」 仙台「正論」懇話会の講演会要旨

 中国貴州省を視察する習近平国家主席(中央)=2月(新華社=共同)
 中国貴州省を視察する習近平国家主席(中央)=2月(新華社=共同)

 仙台市青葉区の江陽グランドホテルで18日に開かれた仙台「正論」懇話会の第61回講演会は、産経新聞の河崎真澄論説委員兼特別記者が「覇権を強める中国に対峙(たいじ)する日本と台湾」と題して講演した。要旨は次の通り。

 中国は2008年の北京五輪、10年の上海万博の頃は高揚感があり、(当時の最高指導者の)胡錦濤時代は国際社会と協調する予兆があった。しかし、習近平指導部が誕生した12年以降の中国はそれまでとは違う国と考えるべきだ。

 習氏は「毛沢東になりたい男」だ。毛沢東は「無法無天」(自分が法で天下だ)といって独裁を強めた。習政権は16年に南シナ海の領有をめぐり国際司法裁判所が示した中国の主張を認めないとする判断を無視。20年には「香港国家治安維持法」施行で香港の「一国二制度」を破壊した。毛沢東と同じだ。