NYで暴行を受けたジャズピアニスト、海野雅威さんインタビュー「通行人に助けを求めても無視された」

米ニューヨークで活動するジャズピアニストの海野雅威さん(本人のホームページより)
米ニューヨークで活動するジャズピアニストの海野雅威さん(本人のホームページより)

 米ニューヨーク市を拠点に活動するジャズピアニストの海野雅威(うんの・ただたか)さん(40)は昨年9月末、同市内の駅改札付近で若い黒人グループに「体が触れた」と因縁をつけられて突然暴行され、鎖骨を折るなどの重傷を負った。暴行の最中、「中国人」「アジア人」との言葉で罵(ののし)られたという海野さんに、昨今のアジア系への差別問題について話を聞いた。(ニューヨーク 上塚真由)

 --被害者の立場で感じたことは

 「一番気にしているのは、殴られている間、一人の女性が警察に通報してくれるまで、何人かの通行人に助けを求めたが無視されたこと。そして警察に人種差別の問題だと訴えても、対応が積極的ではなかったことだ。警察は(加害者が)武器を持っていたかどうかを気にしており、素手で殴られたと答えると、緊急レベルが下がった」