消えた「癒やしの名所」 大阪・なんば駅の熱帯魚水槽 22年の歴史に幕

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撤去前の水槽。色とりどりの熱帯魚と四季折々の装飾が行き交う人を楽しませてきた(ダイビス提供)

撤去前の水槽。色とりどりの熱帯魚と四季折々の装飾が行き交う人を楽しませてきた(ダイビス提供)

 大阪メトロ・なんば駅(大阪市中央区)に設置され、色とりどりの熱帯魚が通行人を楽しませてきた大型水槽が22年の歴史に幕をおろし、撤去された。広告用の壁面に生まれ変わる予定だが、駅の利用者らからは「また名所がなくなる」「癒やしの水槽がなくなるのは寂しい」など、惜しむ声があがっている。

 水槽は縦70センチ、横150センチのものが2基。広告会社「大阪オリコミ」(大阪市阿倍野区)と松下電器産業(現パナソニック)が、関西国際空港開港に際し「空からのお客さまを最初に迎え入れる繁華街に名物を」と平成8年に設置した。