びっくりサイエンス

フェロモンで親の愛情独占 子マウスの巧妙な生存作戦

マウスの親子(理化学研究所提供)
マウスの親子(理化学研究所提供)

 幼少期のマウスは涙に含まれるフェロモンを利用して、親に養育を促す巧妙な生き残り作戦を駆使していることが東京大などの研究で分かった。このフェロモンは繁殖行動を抑える働きがあり、競争相手を減らして快適な生活を勝ち取っているらしい。

 ■幼少期だけ分泌、繁殖行動を抑制

 マウスなどの齧歯(げっし)類は、多様なフェロモンを分泌することで互いにコミュニケーションを取り、円滑な社会行動を営んでいる。ある時期にしか分泌されないものもあり、生後2~3週間の子マウスの涙には「ESP22」というフェロモンが含まれている。