ギャンブルや徹夜といった不健全なイメージがつきまとうマージャンが「頭脳スポーツ」として、若年層から注目を集めている。きっかけは昨年10月から始まったマージャン初のプロリーグ「Mリーグ」。ユニホーム姿のプロ雀士が、スポーツさながらの真剣勝負を繰り広げ、パブリックビューイング(PV)が開かれるほどの人気ぶりだ。(小松大騎)
「きたっ! 一発ツモで逆転だ」
色鮮やかなユニホームに身を包んだプロ雀士4人が真剣な表情でマージャン卓を囲み、正確な読みと経験で牌(パイ)を選択していく。試合会場近くで開かれたPVでは大勢の若者が見守り、アナウンサーやプロ雀士が声を張り上げて実況解説。応援する選手があがる(手を完成させる)度、会場からは大きな歓声が起きた。