歴史に消えたうた 唱歌、童謡の真実

(12)外地へ延伸「鉄道唱歌」

「地理教育 鉄道唱歌」第1~5集の表紙(三木楽器提供)
「地理教育 鉄道唱歌」第1~5集の表紙(三木楽器提供)

 ~汽笛一声新橋を…で始まる『鉄道唱歌』のメロディーは時代を超えて広く愛唱されている。列車の車内放送や駅の発車メロディーとしての使用例も多い。

 明治33(1900)年、この歌の唱歌集がベストセラーとなり、発行元の三木楽器(三木佐助書店)の経営を支えたことは前回(8月28日付)書いた。

 「三木楽器史」(平成27年)を見てみたい。《国内鉄道沿線の風景を歌った「地理教育 鉄道唱歌 第一集東海道編」(※大和田建樹(たけき)作詞、多梅稚(おおのうめわか)・上真行(うえさねみち)作曲 全66番)が出版されると、音楽関係書籍における三木の評判は一気に全国区になった》

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