昭和の電車

(27)花巻電鉄鉛線デハ1系 “奥の細道”分け入る馬面 

 かつて国鉄東北本線花巻駅から2本の温泉電車が発着していた。そのうちの1本、陽陰ない交ぜたような名称の花巻電鉄鉛線には、名高い“東北の馬面(ウマヅラ)電車”デハ1系が活躍していた。もう1本の同電鉄花巻線ともども、国鉄より30センチ以上軌間の狭い軽便線として、“奥の細道”に分け入っていた。