発売40年「ガンプラ」、累計出荷7億個を突破

 40~50代の男性なら、一度は作ったことがあるのではないだろうか。小学生の頃夢中になったのが、バンダイ(現バンダイナムコホールディングス)が昭和55年7月に発売開始したアニメ『機動戦士ガンダム』のプラモデル「ガンプラ」だ。

 アニメの設定の144分の1サイズの製品なら、1箱300円。超合金のおもちゃは数千円と高かったが、ガンプラは小学生が小遣いを頑張ってためれば、手が届いた。

 情報を得る手段は書店だった。ホビー雑誌もあったが、小学生のマニュアル本となったのが、56年10月に創刊された講談社の月刊漫画誌『コミックボンボン』。辞書のように分厚い雑誌には毎月、ガンプラ特集が連載されていた。