村山聖九段らプロ輩出「広島将棋センター」43年の歴史に幕 将棋ブームも道場経営は厳しく

 29歳で膀胱(ぼうこう)がんのため早世した村山聖(さとし)九段ら西日本を代表するプロ棋士5人を輩出し、中国地方屈指の将棋道場として知られた「広島将棋センター」(広島市中区)が7日、43年の歴史の幕を下ろした。藤井聡太棋聖(18)=王位=の活躍など将棋ブームのなかでの名門道場の閉鎖。コロナ禍で対面式の道場が敬遠されたことも要因だが、専門家は「道場はもともと薄利の経営が多い。インターネット対局の普及もあり、全国的に対面で指す場の減少が懸念される」と指摘する。 (中島高幸)

 広島将棋センターでは営業最終日の7日、名残を惜しむファンら約150人が訪れた。通常は80人が対局できるが、感染対策で40人に制限。スペースを広げて対応したが、それでも外で待つ人が相次いだ。