火災リスクあるアクリル板 「見回り隊」は個別の事情考慮

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、飲食店で設置が求められているアクリル板。大阪では需要が急増し、ホームセンターなどで品薄が続いている。確保できず焦りをみせる店もある中、客席で鉄板やコンロを扱う店からは「火災の危険があり、導入が難しい」との声も。一方、大阪府によると、設置は「絶対ではない」らしい。どのようなケースが例外になるのか。(小川恵理子、石橋明日佳)

 「卓上に鉄板があるので、アクリル板を置くと非常に危険」。大阪・ミナミのお好み焼き店「道頓堀 一明(いちあき)」の原田正明社長(54)はそう訴える。

 鉄板は熱すると数百度にもなり、アクリル板にはねた油から火災につながる危険性も無視できないため、原田社長はアクリル板の設置を断念。代わりに2カ所ある店の出入り口を開放したり、最大で50席ある座席を半分以下に減らしたりする対策を取った。来店客にも、はす向かいに着席するように呼びかけている。

 原田社長は「お好み焼きや焼き肉など、鉄板を使う店は珍しくはない。全ての店に画一的な対応を求めるのではなく、現場に応じて指示をしてほしい」と要望した。

 鍋料理の人気店も戸惑っている。